テイストから学ぶアンティーク家具:西洋

アンティーク家具は製造された年代によって区分がされています。使われている素材の主流がその時の年代によって変わり、その時の素材の主流がありました。西洋のアンティーク家具もヨーロッパの当時におけるライフスタイルの変化によりテイストが変わっていきました。

15世紀の頃ではオーク材の家具が主流であり、当時の王侯貴族の間で親しまれてきて約100年くらいの間はオークの時代と呼ばれていました。オーク材は高級木材であり当時の建築におけるダイニングやホールなどの部分にも使われてきました。家具としてもダイニングテーブルにオーク材が用いられてきました。

それから16世紀になりウォールナットの素材が主流となり、当時の西洋文化の中心となっていたルネッサンス様式の家具がイタリアやイギリス、フランスなどで普及されていました。その後は17世紀になるとマホガニー素材が使われ、18世紀にはサテンウッドの素材の家具が普及されるなど、アンティーク家具の素材も世紀ごとに推移しています。

またルネッサンス時代においては各国により家具に使われた素材や色あい、様式が違ってきます。女性的な丸みのあるデザインなどはイタリアやフランスにおける家具の特長でもあります。クラシックな様式とテーブルなどに使われている曲線的な猫脚に特徴があります。イギリスのオーク材が使用された家具は素材の活かすシンプルさと男性的な力強さが特徴となっています。こういった様式は現在の家具でも取り入れられている伝統的なデザインです。

家具の塗装についても天然の素材が使われており、経年変化による修復として何度も塗り替えることが出来るようになっています。家具のつくりは修理がしやすい構造になっており100年経っても劣化が見られない耐久性のある品質の良い素材が使われています。

様式においては木の風合いが活かされ手彫りによる製法がなされ、現代の家具では見られないアンティークさは懐かしく落ち着いた感じでシンプルさも感じさせられます。アンティーク家具の様式や製法は現代の家具でも伝統的な技術は受け継がれてきています。

現代で入手が出来る西洋のアンティーク家具は日本の時代で言う、明治時代や大正時代から昭和初期位の頃に製造された家具であり、約100年くらいの歴史があるものが中心です。こういった時代に製造された家具はデザインも落ち着いたもので、インテリアに合った雰囲気が馴染みのあるものとして定着されています。