アンティーク家具の選び方:サイズ

歴史を感じさせる重厚なデザイン、長い年月をかけて人から人へと大切に受け継がれてきた独特のつやや深みのある色など、アンティーク家具には新しい家具にはない魅力があります。そんなアンティーク家具をシンプルでモダンな内装の部屋においてインテリアとして楽しむという人も少なくありません。一口にアンティーク家具といっても様々なタイプのものがあるし、その家具の作られた地域によってもそれぞれに特徴的な魅力があります。

例えばヨーロッパのアンティーク家具なら作られた当時の時代背景まで目に浮かぶような、華やかで繊細なデザインの家具が数多くあります。猫脚のテーブルやいす、美しいつやをたたえた滑らかな曲線のソファなど、優雅な見た目が魅力的なものがたくさんあります。時を経てていねいに布を張り替えたりといってメンテナンスを丁寧に行われながら、今なお作られた当時の魅力が色あせないような素晴らしいデザインのものも少なくありません。

また同じアンティーク家具でも日本製のものは、欧米製のものとは違った魅力があります。しっかりとしたつくりで、日本のものづくりの知恵と工夫が随所に施され、年月を経た深い色合いが醸し出す存在感のあるものをはじめ、コンパクトながら知恵と工夫の詰まった小さな家具など、日本家屋の中でのくらしに上手に生かされてきた家具の数々は、かつては親から子へと大切に受け継がれてきた長い歴史を持つものばかりです。

今では収納は部屋と一体になった使いやすいクローゼットが中心で、タンスなどの収納のための大きなサイズの家具はあまり必要とされなくなっています。けれども、実際にその家具が使われていた当時は持ち主の着物などを収納するためのものであったけれど、リビングの収納のためにインテリアのアクセントとして使用するといった柔軟な活用方法も可能です。

古い日本化多くの中ではなく、シンプルで現代風の内装の部屋の中でも、不思議にしっくりとインテリアの一部として溶け込めるものがたくさんあります。ただ、そうした骨董品的な価値のある家具を選ぶ時、部屋全体の他の家具などとのバランスを見てサイズを選ぶことが大切になります。いくら気に入ったと言っても、必要以上に大きすぎたりすると、部屋の中でその家具だけが浮いてしまうといったことも考えられます。

家具は一度買ったらそれほど簡単に買い替えるものではありません。ましてアンティークの家具ともなれば値段もかなり高額になるものが多いので、家具単体としてどんなに気に入っても、部屋の中でのサイズや全体のバランスなどを考慮することは大切です。